2013年 11月 12日
不動産表記の実際不動産のチラシには、間取り図などの他に 『徒歩5分!』
『築浅!』 と言ったキャッチコピーが踊っています。
これらの表記は、実際にはどのような内容をしているのか・・・
表記についてご説明します
★「築浅」 はいつまでどこまで築浅?
築浅という表現は中古物件を紹介するチラシなどでよく見掛けますが
これについては明確な規定はありません。ですから、あくまで
そのチラシを制作した不動産業者の主観によって表記されます
★「新築」はいつまで新築?
新築と名乗れるのは、竣工日から1年未満の物件のみです。
1年経つとその物件がいくら新品同様でも中古になってしまいます。
また、途中で人が住んだ家も新築とは名乗れません。
★「徒歩〇分」 は1分で何メートル??
不動産業界では、徒歩1分は80メートルと決まっています。
一般的には人が歩くスピードは時速4キロと言われていて、
これは、徒歩1分は約67メートルです。なので、不動産業界の表記は、
やや速足 で歩いた場合と言えますね
★「南向き」 はどこまで南向き??
南向きかどうかは、アパートなどの賃貸物件を借りる時には大事な
判断材料ですよね!!
ただし、南向きという表記をするかどうかは、不動産業者がどう書くか
によります。 なので、物件の向きは必ず確認しましょう
★「耐震」 と 「免震」 の違いは??
3・11以降、その物件が大きな地震に耐えられるかどうかは注目ポイント
になっています。物件によって「耐震構造」とか、「免震構造」とか、
記載されています。 この二つの違いは・・・
①耐震構造は、建物の構造そのものが地震に耐える強度で設計され、
造られたものです。
②免震構造は、建物と地盤との間に免震層(強度の高い積層ゴムなど)
を設けて、地震の揺れを逃がすことを考えられて造られたものです。
★「サービスルーム」ってなに???
たまに物件の間取り図などでサービスルームという表記を見かけることがあります
また、2LDK+Sなどと表記されています。この、S はサービスルームです。
実は、ルームと記載していいかどうかは、建築基準法によって決まっていて
それによれば、居室は、平均天井高2.1m以上なければいけません。
また、住宅では居室は、居室の床面積の1/7以上の開口部(窓)
を持つこととなっているのです。
この規定を満たしていないと居室として認められないので、サービスルームと
表記をされます。 サービスルームは普通に部屋として使用できますが、
どうしても、採光が不十分だったりします。
納戸をかっこよく言い換えたのがサービスルームとな感じですね
そのまま伝えれば、解りやすいものを、わざわざ言い換えるのは、
日本人特融なでしょうかね???